キャンカーなら殆どと言っても言い過ぎでないほどコンタクタリレーが付いています。
何それ?
日本語で言うと電磁開閉器ってやつです。
余計わからん!
電機に詳しい人や、キャンカーをDIYする人な「はっはぁ~ん、アレね!」っと分かるのだが、
今回はこの、コンタクターリレーについての話です。
※電気配線は火災などのリスクがあります。自己の判断でお願いします。
コンタクターリレーって何?
そもそも、コンタクターリレーとは、電流回路をリレーで制御するもの、要するに、キャンカーで言うと、外部からの電流とインバーターからの電流を自動で切り替える装置?。
難しいことは分からんが、それだ。
本来なら、サブバッテリーからインバーターを通して車内の100V電化品を使う訳だが、RVパークなど外部から100Vが供給が出来れば何も自分のサブバッテリーを使う必要が無い、いや、自分のバッテリーは使いたく無い。
その時、外部から100Vが入った瞬間 自動で切り替えてくれるのがこの、コンタクターリレーだ。
まあ、手動で切り替える方が確実性はあるが、自分もそうだが、楽な方を選ぶ人にとっては便利な代物だ。
コンタクターリレーを替えた動機
上の画像の左側の配線が沢山束ねてあるのがコンタクターリレーだ。
で、今回 何でコンタクターリレーを変える気になったのか。
一般的には、インバーター電源と外部電源の切り替えにコンタクターリレーを使う場合が多いが、自分のアドリアは、この切替とは別に外部電源と発電機の入力切替をコンタクターリレーが行っている。
その先は、画像の様に昇圧器(240V変換)に入り、最終的に集中コントロラーEBLに繋がっている。
それが最近、発電機を回しても切り替わらず「ジイー」とコンタクターリレーが唸っているだけで切り替わらない。
「コンタクターリレー故障」で検索するとジーっと異音がするのは正しく故障のサインらしい。
詳しい事はよく分からんが、最悪の場合、火災の危険性があると言うことだ。
最近、キャンカーの火災事故の問題もあるので早速に交換することにした。
コンタクターリレー交換作業
現在付いているのは、春日電機MUFR10-4って物が付いている。
同じものなら、配線も同じ様に繋げてばOKだ。
しかし、このパーツはすでに廃盤となっており、どこ探しても手に入らない。
で、しぶしぶ買ったものがこれだ。
候補にあがったのは、富士電機機器制御筒型ヒューズSH-4 2A2Bだ。
しぶしぶっと言っては失礼だが、その原因は、配線の繋ぎ方が微妙に違うからだ。
春日電機MUFR10-4は入力側6本 出力側6本だが、富士電機SH-4は、入力側6本で同じだが、出力側が4本となっているではないか。
って言うか、こんなに線いるのか、
ポチすれば翌日には届く、日本の宅配技術はスバラシイ。
日本郵便で届いた。
本体に配線図が書いてあるが、何のことだかサッパリ分からない。💦
ネットで調べて図に描いてみた。
ネットで情報を得て書いた図なので間違えは無いとは思うが・・・ 自己判断でお願いします。
ビフォー アフターはこんな感じだ。
こんな感じで作業は終了した。
その後、発電機を回したがリレーが切り替わらない 💦💦
発電機の電圧を測ると55Vくらいしか出力されていない。
どうやら発電機の電圧不足で切り替わらなかったのが原因だったみたい。💦
今回、電気作業に買ったクランプメーターとても便利だ。
コンタクターリレーの注意
不発に終わったコンタクターリレーの交換作業だったが、色々と調べているとコンタクターリレーにも使用年数があるようだ。
下に(一般社団法人)日本電気工業会から電磁開閉器更新ガイダンスってのが出ているので見てほしい。
これを見ると10年で交換して下さいとのこと。
自分のアドリアは5回目の車検が終わったので丁度10年になる。
使用頻度にもよるが、一応、10年が目安と言ったところだ。もし、経年老化により最悪の場合は火災となりうるだろう。
キャンピングカーの多くに使われているこの、コンタクターリレー 10年を過ぎた車両は一度覗いてみてはいかがだろうか。
まあ、発電機のトラブルは解消できなかったが、怪我の功名としておこう。