前回の記事では、
ポータブル電源は中身を分解して考えれば意外とシンプルな構成で、
自作すれば市販品の半額程度で同等の容量が手に入る、という話を書いた。

では、その自作ポータブル電源をどう使うのか。

市販のポータブル電源のように、
本体に付いているコンセントに電子レンジやドライヤーを差して使う。
確かにそれでも動く ⚡

だが、正直に言うと――
それはかなり面倒い。

この記事内には、アフリエイト広告が含まれています。


🔧 わざわざ「別系統」で使うのはスマートじゃない

キャンピングカーには、すでに完成された電源システムがある。

車内のコンセント
インバーター
分電盤
既存のサブバッテリー

ここに、
「自作ポータブル電源」という別系統を持ち込むとどうなるか。

家電を使うたびに、
コンセントに差したりと手間がかかる。

これは運用として、あまり賢くないハズ。


💡 発想を変えると、答えはシンプルになる

自作ポータブル電源を、
ポータブル電源として使おうとするから、ややこしくなる。

最初から、こう考えた方がいい。

これはポータブル電源ではない。
「増設サブバッテリー」だ。

ただし、
通常のサブバッテリー増設と違うのは、
「完全に独立したバッテリー」であるという点。


⚡ なぜ“普通の増設”は避けたいのか

前記事でも触れたが、
サブバッテリーの増設は思っている以上に条件が厳しい。

容量、種類、使用年数、劣化具合。
これらが揃っていないと、
バッテリー同士が足を引っ張り合う。

特にリチウムは顕著だ 🔋

だから今回は、
並列接続はしない。
完全に切り替えて使う。

ここがポイントになる。


🔩 カギになるのは「コンタクターリレー」

このシステムを成立させるために使うのが、
コンタクターリレーだ。

普通のリレーではない。
大電流を安全に切り替えるためのパーツだ。

これを使って、

既存サブバッテリー
自作した増設バッテリー

この2系統を、
どちらか一方だけが車内コンセントにつながる状態にする。

同時につなぐことはしない。
完全な切替だ。


富士電機機器制御 標準形補助継電器 AC100V SH-4 コイルAC100V 2A2B

⚡ 電気の流れをイメージする

考え方は単純だ。

存外側のバッテリーからか、増設した側からのバッテリーかという選択肢を作る。

普段は既存のサブバッテリーから、
容量が減ってきたら、
増設バッテリー側にコンタクターリレーが自動で切り替えてくれる。

車内のコンセントや家電の使い方は、
何も変わらない。

使っている側から見れば、
ただ電気があるだけだ。


🤔ここでインバーターは一つで良いのでは?

たしかに、インバターは一つにすれば安く済む、しかし、12Vで、しかも大容量のコンタクターリレーともなると2000W出力のインバターを買うより高くなる。

おまけに、ケーブルもかなり太いものとなって結果、逆に高くついてしまう。💰

したがって、増設したサブバッテリーからは100Vに変換されてコンタクターリレーに入ったほうが良い。


🔄 バッテリー使用の優先順位という考え方

この切替システムでは、
運用の考え方がとても重要になる。

私が考えているのは、こうだ。

まずは、
車両に元から載っているサブバッテリーを優先して使う。

理由は走行充電や外部充電と親和性が高いからだ 🚐

そして、
その電圧が下がってきた段階で、
自作した増設バッテリー側に切り替わる。

いわば、
第二タンクのような使い方だ。

逆に、
増設側を先に使うという運用もありだと思う。
ここは好みと使い方次第という訳だ。

ただ、充電をどうするかの問題が残る。


🛡️ 「混ぜない」という安心感

この方法の一番のメリットは、
バッテリーを混在させないことにある。

並列にしない
電圧差を気にしなくていい
劣化状態を揃える必要がない

これは精神的にもかなり楽だ。

自作バッテリーにトラブルがあっても、
切り替えてしまえば、
元のサブバッテリーに戻せる。

逃げ道がある。


🔌 コンセント運用が“いつも通り”になる

このシステムを組む最大の理由は、ここだ。

電子レンジを使う 🔥
エアコンを動かす ❄️
ドライヤーを使う

そのたびに、
「ポータブル電源のコンセントに差し替える」
そんな面倒な作業は一切いらない。

電源供給の切り替えを自動でおこなってくれる
あとはいつも通り。

これが、
キャンピングカーで使う電源としての正解だと思っている。


🔧 自作だからこそ、ここまで自由にできる

市販のポータブル電源では、
こういう使い方はほぼ想定されていない。

だが自作なら、
自分の使い方に合わせて、
システムを組める。

増設したい。
でも混ぜたくない。
使い勝手は変えたくない。

その答えが、
コンタクターリレーによる切替システムだ。


🚐 まとめとして

自作ポータブル電源は、
持ち運ぶ必要性もないし、常時乗せておくのが正直な現状。

だが、
増設サブバッテリーとして考え直すと、
一気に実用的になる。

サブバッテリーを増やしたい。
でも、条件や相性で悩みたくない。

そんな人には、
この自動切替システムはかなり現実的な選択肢だと思う。

ポータブル電源は高い…なら自作という選択肢 🔧⚡大容量ポータブル電源は便利だが価格がネック。4,000Whクラスを自作した場合のコストや仕組み、メリット・デメリットをキャンピングカー視点で解説します。...