この、年末年始の休みに富士山が見えるSAで一夜をすごした。
12月なのに夜中からかなりの雨が降っていてトイレに行くだけでも傘が必要なほどだった。
キャンピングカーのドアを開け、SAのトイレに向かう先に屋根付きの身障者スペースに一台の国産キャブコンのキャンピングカーが停まっていた。
ご承知の通り、身障者専用駐車スペースはトイレの前に設けてあるところがほとんどだ。
なので嫌でもその前を通るわけだ。
そして何気なしにそのキャンピングカーを見ると例の車イスマークが何処を見てもみあたらない。
どうやら、雨が降る前から駐車しているらしく 車体が濡れていないのだ。って言うことはここで車中泊をしたらしい。
よく見かけるのは身障者スペースに高そうなワゴンや高級車が止まっている光景は見かける。
だが、キャンピングカーが停まっているのは初めて見た。
いくら国産キャブコンとは言え、かなり目立つ光景だ。
自分は、興味心身で覗こうとしてもカーテンが引いてあるので中の様子は見ることは出来ないし、だと言って意見を述べる気もサラサラ無い。
ただ、同じキャンピングカー乗りとして心が重い。
でも、実際、身体の不自由な人が乗っていたかも知れない。
そもそも、SAなどの身障者スペースの利用条件には、車イス利用者や、歩行に困難な人、高齢者、妊産婦、怪我をしている人などが利用できる駐車スペースとされている。
しかし、これに該当する人か否かの判断は難かしいのが事実だ。
一般的に障害者はその証を表す手段として車両に車イスステッカーが貼ってある。でもこのキャンピングカーには何処にもそのマークは貼っていない。
後で調べると、NEXCOでは もし、健常者が障害者スペースに駐車してもとくに、法律上の規定は無いらしいし、車イスステッカーも貼る義務も無いとのことだ。
要するに、マナー モラルの問題と言うことだ。
だが、この身障者スペースに泊まっていたキャンピングカーに「車イス」ステッカーが貼ってあったらこの記事は書かなかったであろう。
チョットすっきりしない大晦日の朝でした。