バッテリーの残量がまだ、３０％あるのにエアコンが止まったのは何故？
こんなことありませんか？
たしか、リチュウムバッテリーって20％まで使えるはず。
なのにエアコンが急にとまってしまった。
今日は、そんな電力の落とし穴について解説します。
⚡まだ残り30%……なのに電源が落ちるナゾの情報
- インバーターが急に止まる
- エアコンが落ちる
- 鳴らし音もなく、平然と停止
これ、じつはバッテリーモニターのパーセンテージ表示だけを信じた結果といえる。😒
Contents
📊 電源が落ちる原因は「残量」じゃなく「電圧」だ！
| バッテリー状態 | 電圧(12V系) | 備考 |
|---|---|---|
| フル充電 | 13.2〜13.6V | 安定して運転 |
| 50%程度 | 約12.4V | まだ問題なし |
| 30%以下 | 約12.0V | 電圧急降ゾーン |
| 低電圧警告 | 約11.5V | インバーターが停止 |
🔋電圧は「瞬間的な過負荷」で急降下する
特に家庭用エアコンや大型インバーターは、高負荷かつ突入電流が大きい。
起動時やコンプレッサー再始動時には、通常の2〜3倍、40Aを超える電流が瞬間的に流れることもあり、
このとき電圧が一気に降下し、インバーターが「低電圧カット」を起こして止まってしまうことがある。🤔
📈 電圧と残量表示の違い
では、バッテリーの一般的な、残量のパーセントとは、
残量 電圧
100% 約13.4V
80% 約13.1V
50% 約12.4V
30% 約12.0V
10% 約11.6V
0% 約11.2V✨体感説: 同じ”100%”でも違うもの
バッテリーモニターで”100%”と表示されていても…
- 夜通して大量の外部充電器で充電した100%
- 時間が短く、ボルトメーターのような充電で達成した100%
これは同じ”100%”でも、その後の電圧の落ち方に大きな差が出る。🤔
それは「表示されている残量と、実際に使えるキャパシティは異なるもの」だから。
⚡実試！全充の100%と速手充電100%
| 表示残量 | 電圧 | 内容 |
| 100%（夜通し充電） | 13.5V | 高電圧を長く保つ |
| 100%（突撃充電） | 13.1V | すぐに12V以下に落ちる |
| 40%（電流起動時） | 約11.5V | エアコンが落ちる場合も |
💡よくある誤解：照明やモーターは？
家庭用エアコンやインバーターなどの高性能機器には「低電圧保護機能（低電圧カット）」が備わっていますが、
🔦 **照明（LEDや蛍光灯）**や 🌀 **モーター（換気扇・ファン）**などは、
原則として「電圧が下がれば下がるほど、弱く・暗くなる」だけで、**自動的に停止はしない（＝低電圧カットは無い）**ことが多いです。
✅ つまり、照明は暗くなりながらも使え、モーターは回転が遅くなりながらも動き続ける…というのが一般的。
ただし、電圧があまりに下がると誤動作や熱を持つ原因になるため、「使える＝安全」ではない点には注意。⚠️
✅実際の対策
- モニターは「電圧も表示される種類」、12Vになったらアラーム機能のものを選ぶ
- 12.0Vを切ったら高負荷は減らす
- インバーターは低電圧に備え、カット済みの製品を
- 充電時は、かなり時間をかけて全充する📌
🌟まとめ：「電圧」とちゃんと向き合うことが、バッテリー管理の第一歩
バッテリーモニターに「30％残ってますよ」と表示されていても、
そのときの電圧が11.8V以下なら、機器は普通に止まります。
つまり、残量ではなく「電圧」が電装品の動作を左右するのです。
さらに──
一晩かけてじっくり満充電した「100％」と、ソーラーでちょっと回復した「100％」では、
同じ表示でも放電後の電圧の落ち方が全く違うという現実。
これは決して不具合ではなく、バッテリーの特性そのものです。😊
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