ポータブル電源は高い…なら自作という選択肢 🔧⚡
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― サブバッテリー増設に悩んだ末に行き着いた答え ―
ポータブル電源は、相変わらず人気のアイテムだ。
アウトドアブームもあって、キャンプ場や車中泊では当たり前の存在になった。
ただし――
安くなったとはいえ、まだ高い。
大容量モデルになると、その価格に二の足を踏む人も多いはずだ。
😓 サブバッテリー増設は、実はかなり面倒くさい
キャンピングカーに乗っていると、
「サブバッテリーを増やしたいな」と思う瞬間は必ず来る。
だが、いざ増設しようとすると条件が厄介だ。
- 同じ種類・同じ容量のバッテリー
- 使用年数・使用回数もなるべく同じ
- 劣化具合が違うとトラブルの元
特にリチウムバッテリーは、混在が基本NG。
「とりあえず1個足す」というわけにはいかない。
ここでふっと思う。
だったら、ポータブル電源を追加すればいいんじゃないか?
実際、そう考えてポータブル電源を購入する人は多いと思う。
💸 しかし…ポータブル電源はやっぱり高い
例えば、4,000Whクラスのポータブル電源。
価格はざっくり
👉 30万円前後
ここで少し冷静に中身を見てみる。
4,000Whを12Vバッテリーに換算すると?
ざっくりですが、4,000Wh ÷ 12.8V ≒ 312Ah
つまり、
12V・300Ahクラスのバッテリーと、ほぼ同等の容量になる。
そして現在――
- 300AhのLiFePO₄(リン酸鉄)バッテリー
👉 10万円以下で購入可能
この時点で、
「価格差、おかしくない?」
と思い始める。
🔍 ポータブル電源の中身は、実はとてもシンプル
ここで、ポータブル電源の構造を分解して考えてみる。
基本構成は、ほぼこれだけ。
- 🧠 リチウムバッテリー(心臓部)
- 🔌 AC→DC充電器(100Vから充電)
- 🔄 インバーター(DC→AC変換)
- 🛡 BMS・制御回路
要するに、
「バッテリー+充電器+インバーター」
これだけだ。
【システム構成図】自作ポータブル電源の中身
※イメージ図

かなり単純な構成なのが分かると思う。
🧮 同じ条件で自作したら、いくらかかる?
では、同等スペックを自作した場合。
- 300Ah リチウムバッテリー:約90,000円
- 充電器(30〜40Aクラス):約20,000円
- 2,000Wインバーター:約30,000円
合計:約150,000円前後
👉 市販ポータブル電源の約半額
これは正直、インパクトが大きい。

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📝 ポータブル電源 vs 自作電源メリット・デメリットを整理
🔹 市販ポータブル電源のメリット
- 見た目がスマート
- 持ち運びしやすい
- メーカー保証があり安心感がある
🔻 市販ポータブル電源のデメリット
- とにかく高い
- 大容量モデルは重量級
- 中身をいじれない
🔹 自作ポータブル電源のメリット
- 圧倒的に安く済む
- パーツを自由に選べる
- 修理・交換がしやすい
🔻 自作ポータブル電源のデメリット
- 見た目は正直よくない
- それなりの電気知識が必要
- 知識不足だと安全性に問題が出る
🚐 キャンピングカー用途なら「見た目」は不要
冷静に考えると――
- キャンプ場へ持ち運ぶ? → しない
- 車内に常設? → する
キャンピングカー用途なら、
見た目の良さは正直どうでもいい。
ボックスに綺麗に収める必要もなければ、
乗せっぱなしでOKだ。
🔒 安全面も「知識があれば」問題なし
確かに自作にはリスクがある。
だが、
- 適正ヒューズ
- 正しい配線径
- 信頼できるBMS
これらを押さえて作れば、
危険性は市販品と大差ない。
むしろ、
中身が分かっている分、トラブル対応はしやすい。
⚖️ 重量も抑えられるというメリット
ポータブル電源は、
- ケース
- 持ち手
- 液晶
- 外装
意外と「余計な重量」が多い。
自作なら必要最低限の構成なので、
同容量でも軽く仕上げることができる。
💰 結論:最大のメリットは、やはり「価格」
結局のところ――
自作の一番の魅力は価格だ。
- 同じ容量
- 同じ出力
- それでいて半額
サブバッテリー増設に悩んでいる人ほど、
一度「自作電源」という選択肢を考えてみてもいい。
ポータブル電源を買う前に、
中身を知る。
それだけで、見える世界はかなり変わる。


