10万km超えのマトリックス。燃料エレメントをDIY交換してみた
以前から気になっていたマトリックスの燃料エレメント交換を行った。
一般的には4万〜5万km程度で交換する部品らしいが、我が家のマトリックスはすでに10万kmオーバー。
エレメントを見た感じ、汚れ具合からは交換した形跡はなさそうだ。
もしかしたら交換されているのかもしれないが、少なくとも私が所有してからは一度も交換していない。
そろそろやっておいた方が良いだろう。
燃料エレメントの役割については、あえて詳しく説明するまでもないと思うが念のため。
ディーゼル燃料に含まれるゴミや水分などの不純物を取り除き、燃料噴射装置を守るための重要な部品だ。
エンジンを保護する為にはかなり重要な存在である。
Contents
🔧デュカトには2種類あるらしい
作業前に調べてみると、デュカトの燃料エレメントにはどうやら2種類あるようだ。
・カートリッジ交換タイプ
・フィルター交換タイプ
我が家の2011年式デュカトはカートリッジ交換タイプだった。
本当は車検の時に交換してもらうつもりだった。
ところが、車検時には部品在庫が見つからないとのことで交換は見送り。
そのためだけに3時間かけて整備工場へ行くのも面倒だし、一度預けると数週間戻ってこないこともある。
キャンピングカーが使えなくなるのが一番困る。
ということで、今回はDIYで挑戦することにした。
📱まずは作業方法を予習
今の時代、本当に便利になった。
YouTubeで「デュカト 燃料エレメント交換」と検索すると、作業動画がいくつも出てくる。
動画を見る限りでは難易度はそれほど高くなさそう。
しかし、外国のユーチューバー動画なので言葉が分からない、手招きで判断。
それと、気になる点が一つ。
私のマトリックスは2011年式。
すでに15年選手である。
プラスチック部品やコネクター類の劣化が心配だった。
特に燃料エレメント下部に付いている配線コネクター。
もし爪が割れたら、その場で作業終了である。
部品も簡単には手に入らない。
ここは慎重にいきたい。
🔦ヘッドライトを外すか問題
燃料エレメントはボンネットを開けた右側。
右ハンドル車なら助手席側のフロントガラス下あたりに取り付けられている。
見た感じ、そのままでも交換できそうだ。

しかし動画を見ると、作業性向上のためヘッドライトを外している人が多い。
正直なところ、外さなくても交換はできそうだった。
ただ、問題のコネクターが燃料エレメントの下側にある。
見えない状態で無理に触って破損させるのは怖い。
結果的にヘッドライトを外すことにした。

ヘッドライト脱着も難しい作業ではない。
とはいえ、こちらも樹脂の爪が割れるリスクがある。
慎重に作業を進める。
ヘッドライトを外すと開口部が一気に広がる。
やはり作業性はかなり良くなった。
🛠️いよいよ燃料エレメント取り外し
エレメント上部には2本のホースが接続されている。
おそらく燃料タンク側とエンジン側へつながるホースだろう。
取り外しは意外と簡単。
四角いボタン部分を押しながら引き抜くだけ。
ただし少量の燃料がこぼれるので注意したい。
その後、本体を固定している10mmボルトを緩めてバンドを外す。
すると本体を持ち上げることができる。
しかしまだ終わりではない。
底面に例のコネクターが付いている。
このコネクターを爪を押しながら慎重に外す。
初めて作業する人は、この工程だけでもヘッドライトを外す価値はあると思う。
コネクターの状態が目視できるのは大きい。
結果的にヘッドライトを外した判断は正解だった。
📦海外購入パーツは毎回ドキドキ
無事コネクターを外し、新しいエレメントと並べてみる。
毎度のことだが、eBayで海外購入した部品は少し不安になる。
「本当に合っているのか?」
こればかりは現物を並べるまで安心できない。
しかし見比べた結果、どうやら同じ部品のようだ。

ここで注意したいのが付属しているゴムパッキン。
ゴミや水分の侵入防止用で付いている。

交換用なので捨ててしまわないようにしたい。
古いパッキンと比べると、端の方が欠けていた。

10年以上交換されていなかったのなら無理もない。
やはり経年劣化は確実に進んでいる。
締め付けもしっかりしないと燃料漏れの原因になる。
⚠️取り付け時に気がついたこと
取り付けは逆の手順で進める。
まず下側のコネクターを接続する。
ここで注意するのが防水用の黄色いロック部分。
しっかり奥まで入るように確認する。
実は取り外した時に気が付いたのだが、この黄色い部分が少し飛び出した状態だった。

前回交換時なのか、製造時なのかは分からない。
ただ、きちんとロックされていなかったのは確かだ。
今回は黄色い部分が飛び出さないように確認しながら取り付けた。
あとは本体を固定し、上部のホースを接続するだけ。
2本とも「カチッ」という音がすれば完了だ。
🔑エア抜きは必要なのか?
最後の心配事がこれだった。
エア抜きである。
国産トラックの場合、燃料エレメント交換後はエア抜き作業が必要になることが多い。
ところがデュカトを調べると、どうやら燃料ポンプが装備されているらしい。
情報によれば、イグニッションキーをON・OFFするだけで燃料が送られるとのこと。
半信半疑ながら試してみる。
キーをON。
少し待つ。
OFF。
これを3回ほど繰り返した。
そしてスターターを回す。
正直、この瞬間は少し緊張する。
もしエンジンがかからなかったら面倒なことになる。
しかし心配は無用だった。
セルが回った瞬間、デュカトのエンジンはいつも通り力強く始動したし、チェックランプも点灯していない。
思わずホッとした瞬間だった。
🚐DIYでも十分できる作業だった
今回使用した工具は、
・10mmボックスレンチ
・エクステンションバー
・プラスドライバー
ほぼこれだけ。
慣れている人ならヘッドライトを外さず10分程度で終わる作業かもしれない。
しかし初めて作業するなら、私はヘッドライトを外すことをおすすめしたい。
コネクターの状態が確認できる安心感は大きい。
10万kmを超えた我が家のマトリックス。
燃料エレメントを交換したことで劇的に何かが変わったわけではない。
しかし、こういう地味な整備こそ長く乗るためには大切だと思う。
また少しだけ若返った気がする。
そんな気分にさせてくれた今回の燃料エレメント交換だった。

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