最近のキャンピングカーを見ていると、家庭用エアコンが付いている車両が本当に増えました。

まあ、考えてみれば当たり前ですが。

昔と違って、最近の夏は「暑いね~」なんて笑っていられるレベルじゃありません。

外気温35℃、36℃。

場合によっては、それ以上。

そんな日にキャンピングカーを炎天下に置いておけば、そりゃ車内も大変なことになります。

私も以前は、

「キャンピングカーなんだから、多少暑くても我慢すればいいだろ」

なんて思っていましたが……

いやいや、無理。🥵

今の夏は、そんな根性論が通用するほど甘くありません。

そこで最近、ふと思い出した話があります。

昔、電装屋のおやじから聞いた、バスのエアコンの話です。

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「バスのエアコンなら体育館も冷やせるぞ」

以前、電装屋さんと車のエアコンについて話をしていたときのこと。

そのおやじが、こんなことを言いました。

「バスのエアコンって凄いぞ。あれならチョットした体育館くらい冷やせるぞ」

もちろん、本当に体育館を冷やしていたわけではありません。笑

「それくらい強力だ」という例え話です。

当時は、

「へぇ~、そうなんだ」

くらいで聞いていました。

ところが最近、キャンピングカーに家庭用エアコンを付けている車を見たり、自分でキャンピングカーの暑さを経験したりすると、

「そういえば、あのおやじが言ってたな……」

と思い出すんです。

そして、エアコンの冷房能力を調べてみると、これがなかなか面白い。

家庭用エアコンは2.2kW。でもバスは……

一般的な家庭用エアコンで、いわゆる6畳用と呼ばれるものなら、冷房能力は2.2kWクラスが一般的。

2.2kW。

家庭の一部屋を冷やすなら、これで十分。

ところが、キャンピングカーとなると話がちょっと違います。

さらに、バス用エアコンになると、車種やシステムによって違いますが、マイクロバスでも16kWクラスの冷房能力を持っています。

例えば16kWクラスだとすると、

2.2kW対16kW。

もう、

「おいおい、桁が違うじゃねーか」

という話です。😅

もちろん、家庭用エアコンとバス用エアコンを単純に数字だけで比較することはできません。

使い方も、構造も、冷やす対象も違います。

それでも、これだけ能力に差があるということは、

「バスのエアコンが強烈」

ということだけは何となく分かります。

そりゃ電装屋のおやじも「体育館を冷やせる」と言いたくなるわけです。

キャンピングカーは、そもそも冷やしにくい

ここで思うのは、キャンピングカーと家の一部屋の空間、

キャンピングカーのほうが狭くね、

たしかにキャンピングカーの空間の方が狭いのだが、車両となると話は別、

ここが今回の本題です。

キャンピングカーに家庭用エアコンを付けたからといって、

「スイッチON!はい、キンキン!」

とはいきません。

これが現実です。😂

キャンピングカーは、普通の家とは違います。

しかも、夏の炎天下に置いておくと、とんでもなく熱くなります。

屋根は太陽に焼かれる。

ボディも焼かれる。

窓からは太陽光が入る。

車内の家具も壁も床も、みんな熱を持つ。

つまり、エアコンを動かした瞬間から、

「はい、これ全部冷やしてね」

という、とんでもない仕事を押し付けられるわけです。

エアコンからすれば、

「聞いてないよ……」

という話です。笑

キャンピングカーは「温室」になりやすい

キャンピングカーは、冬の寒さ対策については比較的よく考えられています。

断熱材が入っていたり、窓が二重になっていたり。

ところが夏になると、これがなかなか厄介です。

特に大きな窓。

キャンピングカーの魅力でもある大きな窓から、太陽が容赦なく入ってきます。

外気温35℃。

炎天下に数時間駐車。

そしてドアを開ける。

「うわっ……」

この瞬間、車内が温室になっていることを実感します。

これは単純に「エアコンの能力が足りない」という話ではありません。

入ってくる熱が多すぎるんです。

ここがポイントです。

家庭用エアコンが悪いわけではない

では、

「キャンピングカーには家庭用エアコンじゃダメなのか?」

というと、私はそうは思いません。

むしろ、家庭用エアコンはかなり優秀です。

消費電力も比較的少なく、静かで、温度調整も細かい。

家庭用エアコンをキャンピングカーに搭載するメリットは大きいと思います。

ただし、

「家庭用エアコンを付けた=真夏でも車内がキンキンに冷える」

というのは、ちょっと違う。

ここを勘違いすると、

「せっかくエアコン付けたのに、なんか暑いぞ?」

となります。

特に外気温が35℃を超えるような日は、エアコンの能力だけで何とかしようとするのは、ちょっと酷です。

エアコンより先に「熱を入れない」

キャンピングカーを涼しくするなら、エアコンの能力を上げることばかり考えてはいけません。

それより先に、

「どうやって熱を入れないか」

を考えたほうがいい。

例えば、

日陰に停める。

窓にシェードを付ける。

直射日光をできるだけ遮る。

断熱を見直す。

車内が熱くなる前からエアコンを動かしておく。

こうした地味な対策が、実はかなり効きます。

エアコンに、

「お前、もっと頑張れ!」

と言う前に、

「そもそも熱を入れないようにしようぜ」

ということです。😆

「冷やす」より「熱を入れない」

結局、キャンピングカーの家庭用エアコンについて私が思うのは、ここです。

エアコンの冷房能力はもちろん重要。

でも、それ以上に、

車内に入ってくる熱をどれだけ減らせるか。

これが大事なんじゃないかと思います。

家庭用エアコン2.2kW。

一方で、バスには数十kWクラスの冷房能力を持つシステムもある。

この差を見ると、

「そりゃバスのエアコンは強いわな」

と思います。

しかし、キャンピングカーはバスではありません。

そもそも、そんな巨大なエアコンを積んだら、

「エアコンは快適になったけど、今度は車が重くなったぞ」

という別の問題が出てきます。🤣

だから現実的には、家庭用エアコンを上手に使う。

そして、

断熱・遮熱・日射対策を組み合わせる。

これが一番現実的なんだと思います。

キャンピングカーのエアコンは「付いていればOK」ではない

最近のキャンピングカーでは、家庭用エアコンが標準装備になっている車も珍しくありません。

これは非常にありがたいことです。

でも、

「エアコン付いてるから夏も大丈夫!」

と思ったら、そう簡単ではありません。

真夏のキャンピングカーは、なかなか手強い。

炎天下に放置されたキャンピングカーは、もはや「車」というより、

巨大な鉄板付き温室

みたいなものです。🥵

そこへ家庭用エアコン2.2kWを投入する。

そりゃエアコンも頑張ります。

だからこそ、

キャンピングカーをキンキンに冷やしたいなら、エアコンの能力だけを見るのではなく、「いかに熱を入れないか」を考える。

これが大切なんでしょうね。

昔、電装屋のおやじが言っていた、

「バスのエアコンなら、チョットした体育館くらい冷やせるぞ」

という話。

当時は「そんな大げさな」と思っていましたが……

今なら、ちょっと分かる気がします。

キャンピングカーに家庭用エアコン。

確かに便利です。

でも、

付けたからといって、夏の車内が冷蔵庫になるわけじゃない。

これ、意外と大事なところです。😎

暑い夏を快適に過ごすには、エアコンの性能だけではなく、

「熱を入れない工夫」もセット。

キャンピングカーの夏対策は、どうやらエアコンだけでは終わらないようです。


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