東北一人旅、いよいよ出発!70歳のおやじ、初日から高速道路を間違える(笑)
土曜日。
早朝の仕事を終え、そのまま北関東道の壬生パーキングへ。
この日は、ここで一夜を過ごすことにした。
今回の東北一人旅、最初の目的地は福島県の小名浜だ。
小名浜といえば港町。
そして、東日本大震災では、このあたりも津波による大きな被害を受けた地域だ。
15年前、テレビに映し出された東北の光景を見ていた。
あれから15年。
今回は、自分の目でその場所を見てみたい。
……なんて、ちょっと真面目なことを考えながら寝たのだが、
一人旅初日ということで、どうも気持ちが落ち着かない。
ワクワクしているのだ。
そのせいなのか、朝はずいぶん早く目が覚めてしまった。
まあ、歳を取ると朝が早くなるのは一般的。
これも一人旅には好都合だ。
さっさと出発することにした。
🚐 いきなり高速道路を間違える70歳
壬生パーキングから小名浜までは、ナビを見ると3時間ちょっと。
「まあ、昼前には着くだろう」
そんな感じで走り出した。
ところが……
やってしまった。
友部ジャンクション。
本来なら常磐自動車道へ入るはずだったのだが、なぜか自分はそのまま真っすぐ走ってしまった。
「あれ?」
気がついた時には、もう遅い。
「まあ、次で降りるか……」
しかし、ここで問題がひとつ。
普通にインターを降りて、また高速に乗り直せば、当然もう一度料金が発生する。
たしか、高速道路では道を間違えた場合、係員に事情を話せば対応してもらえるはずだ。
とはいえ……
本当に大丈夫なのか?
70歳になって初めての経験である。
少々恥ずかしいが、ここは行くしかない。
出口では、ETC専用ではなく、一般レーンへ。
係員の方に、
「すみません、道を間違えまして……」
と事情を説明。
すると、ちゃんと対応してくれた。
助かった。
今回、私が経験した流れはこんな感じだった。
高速道路で道を間違えた場合
- 出口の一般車レーンへ入る
- 係員に「道を間違えた」と事情を説明する
- ETCカードを車載器から抜く
- 料金を払わず、一旦高速道路の外へ出る
- Uターンして、もう一度入口の一般レーンへ
- 通行券を取らず、そのまま係員の指示に従って通過
- ゲートを通過したら、ETCカードを車載器に戻す
という流れだった。
もちろん、道路会社や状況によって対応が違う場合もあるので、まずは係員に相談するのが一番だと思う。
それにしても……
70歳になって、こんなことを初体験するとは思わなかった。
後ろの方申し訳ない、💦
まあ、旅というのは予定通りにいかないから面白い。
……とは言っても、間違えないのが一番なのだが。 笑
しかも今回は一人旅。
誰にも知られることはない。
家内にも……たぶん。
🐟 小名浜港到着!まずはマグロを食う
そんなこんなで、昼頃には小名浜へ到着。
向かったのは、小名浜港にある道の駅、いわき・ら・ら・ミュウ。
ここは港に隣接していて、海鮮を楽しめる人気スポットらしい。
ところが……
駐車場がいっぱい。
どうやら隣接するマリンパークも人気スポットのようで、かなりの賑わいだ。
マリンパークには水族館もある。
孫たちと一緒なら、たぶん入っていただろう。
しかし今回は一人。
70歳のおやじが一人で水族館というのも、ちょっと寂しい。
今回はパスすることにした。
結局、一番遠い駐車場へ。
道の駅まで、まあまあ歩くこと。
これも運動だと思えばいい。
そして、港町に来たからには、やっぱり海鮮だ。
昼飯を食べようと店を探す。
海鮮どんぶり専門店が目に入る。
少し並んだものの、なんとか券売機までたどり着いた。
私が選んだのは、
「メバチマグロ2色盛り」
である。

これが出てきてビックリ。
マグロが丼の上に、これでもかというほど盛られている。
いわゆる……
マグロタワーである。
10センチとまでは言わないが、それに近いくらい盛り上がっている。
「これ、どうやって食えばいいんだ?」
思わず一人でつぶやく。
下手にマグロタワーを崩してしまったら大変だ。
床に落としたら、元も子もない。
周りを見ると、皆さん普通に食べている。
自分はというと、マグロを少しずつ崩しながら、慎重に。
しかし……
食べても食べても減らない。
マグロも多い。
そして、ここで最大の失敗に気づいた。
ご飯を……
大盛りにしてしまった。
「なんで大盛りにしたんだ、俺は……」
歳を取っても、大盛りとか食べ放題という言葉には弱い。
結局、途中でジーンズのホックを外す。
人間、食べるためにはプライドも捨てる。
そして、なんとか完食。
腹いっぱい。
当分、マグロはいいかな。
⚓ 小名浜港で海を眺める
今日はここに泊まる予定なので、時間はたっぷりある。
食後は小名浜港をぶらぶら。

港には海上保安庁の巡視船が2隻停泊していた。

日本の海を守っている船を見ると、やっぱり頼もしい。
海を眺めながら、
「ご苦労様です」
と、心の中でつぶやく。
しばらく海を眺めていたが、さすがにマグロタワーが効いてきた。
アドリアに戻り、昼寝。
これが一人旅のいいところだ。
誰にも気を使わない。
眠ければ寝る。
腹が減れば食う。
行きたいところがあれば行く。
行きたくなければ行かない。
まさに、気の向くまま。
🚐 今夜は大型車レーンに泊めてもらう
午後4時を回った頃。
道の駅の駐車場警備員の方に、
「大型車のところに停めてもいいですか?」
と聞いてみた。
かなり年配の警備員さんだったが、
「いいですよ」
と二つ返事。
ありがたい。
早速アドリアに戻って、大型車レーンへ。

キャンピングカーに乗っていると、大型車の駐車スペースは本当にありがたい。
しかも、大型車用の駐車場はトイレに近いことが多い。
おっさんには、これも重要ポイントなのだ。(笑)
🍺 一人旅の夜は、地元の居酒屋へ……のはずが
さて、これからどうするか。
せっかく一人で小名浜まで来たのだから、地元の居酒屋で一杯やりたい。
できれば地元のおっちゃんたちと、
「どこから来たんだ?」
「長野からです」
「そうか、じゃあ一杯飲め!」
なんて会話をしてみたい。
これも今回の一人旅の楽しみのひとつだ。
そこでGoogle先生に聞いてみる。
すると、目の前にあるイオンモールの裏側に、居酒屋が結構あるようだ。
「これはいけるぞ」
と、歩いて出かける。
ところが……
今日は日曜日。
ほとんどの居酒屋が閉まっている。
「おいおい……」
せっかく一人旅に来たのに。
居酒屋がやっていない。
その一方で……
なぜか、ソープランドは営業している。
この界隈、ソープランドが何故か結構多い。
店の外には、怖そうなお兄さんたちが立っている。
最近は客引き営業が禁止されているから、声をかけられることはない。
しかし……
ジロジロ見ている。
「声をかけられたらどうしよう……」
などと、妙な緊張感を持ちながら、その横を通り過ぎる。
70歳のおやじ。
別に悪いことをしているわけではないのだが、なぜかちょっと恥ずかしい。
結局、居酒屋は見つからず。
🍺 一人旅初日の夜は「イオンで一杯」
というわけで……
本日の晩酌は、目の前のイオンモール。
惣菜を買って、アドリアへ戻る。
地元の居酒屋で一杯やるという、私のささやかな野望は見事に撃沈。
しかし、これも一人旅。
予定通りにいかないのも旅のうちだ。
惣菜を並べて、ビールを開ける。

そして、
「一人に乾杯!」
70歳のおやじ。
東北一人旅、初日の夜である。
まだ旅は始まったばかり。
明日はどこへ行くのか。
誰と話すのか。
何を食べるのか。
そして、また何をやらかすのか……。
本人にも、まだ分からない。
それでいい。
今回の旅は、そういう旅なのだから。


